特 徴
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越水城は、観応2年(1351)足利尊氏と足利
直義が戦った小清水の陣所跡に瓦林正頼が
永正13(1516)に建てた城である。この地は
西国街道の要害であり、城には欠かすことの
出来ない水にも恵まれた地であった。越水城
は天守閣を持ち、天守を囲むようにして外城も
備えていたという一説が残っている。途中この
城の城主は幾度か変わり、三好長慶を迎えた。
しかし戦国時代末期になると織田信長の全国
統一が始まり、その際に織田家の手に落ちる
こととなる。この頃から越水城の重要度も減り、
廃城の方向へ向かっていった。 |