特 徴
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高田城は、永亭4年(1432)に當麻為貞が
築城した城である。その構造は約二町四方
の縄張で、西方に大手門を配し、東方に搦
手門、二重の城壁で囲まれた平城であった
と伝えられる。高田城は當麻為長の代に栄
え、常光寺、天神社、高田證菩提寺などが
再興されている。天正8年(1580)、織田
信長の大和検地に従わず城地を没収され、
天正11年(1583)、筒井順慶によって攻
められ當麻氏は所領を没収。高田城もその
際に破却され廃城を迎えた。現在に残る高
田城の遺構は何もなく、片塩小学校横の小
公園に城址碑が建つのみである。 |