特 徴
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大塚城があった茶臼山古墳は本来、古代
豪族の墓であったと考えられるが詳細は
不明。また周壕の一部とされる「河底池」は、
延暦7年(788)和気清麻呂が河内川(現・
平野川)を西へ流そうとして失敗した際に
出来たものと伝えられる。慶長19年(16
14)大坂冬の陣の際、徳川家康の本陣と
なり、さらには元和元年(1615)大坂夏の
陣では、真田幸村が布陣した戦国の激戦
地である。茶臼山は昭和61年(1986)に
発掘調査を実施した。その際、本陣跡の
遺構がよく保存されていることが分かり、
記録にある家康本陣跡の一部も発見され
ている。現在の茶臼山一帯は天王寺公園
として整備され市民の憩いの場となってい
る。 |