桜 町 中 将 城

桜町中将城(三重県名張市下小波田)
最終訪城日 2001/05/10    撮影日 2001/05/10
桜町中将城
 
近鉄電車・美旗駅前の地域案内板
近鉄電車・美旗駅前の地域案内板

 

   
  別  名  桜町館
  所在地  三重県名張市下小波田
  電  話  なし
  城の種別  丘城
  築城者  織田信雄
  築城年  天正9年(1581)
  歴代城主  織田信雄
  遺  構  土塁
  構  造  城郭規模は95m×100m
  交  通  近鉄大阪線美旗駅下車徒歩25分
  特  徴 

















天正4年(1583)11月。織田信長は北畠
具教を謀殺し実権を握り、伊賀を手中にし
ようと来攻した。しかし天正7年(1586)に
反撃を受け撤退。天正9年(1588)に上野
の比自山砦を落とした後、名張の柏原城へ
到着した。しかし要害堅固な柏原城は容易
に落ちなく、長期に及ぶ様子だったので(伊  
賀乱)、家臣の滝川三郎兵衛に命じ、下小
波田の地に居館を築かせた。同年に織田
信長も巡視に来、休んだという。織田信雄
は、伊賀平定後、南伊賀を治める為、必要
な館としてこの城を完成したが、織田信長
が天正10年(1589)、本能寺の変で倒れ
てしまった為に織田信雄の立場も変わり、
この城の重要性も弱まっていき廃城を迎え
る。現在は、ぶどう畑脇の茂みと化してい
て、城郭を偲ばせるものは土塁以外見あた
らない。
    

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